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◆参考文献:Houses Temples of the Sky: デボラ・ホールディング 著
◆ Bonatti on Basic Astrology: ベンジャミン・N・ダイクス訳著
◆ レトリウス The Egyptian ジェームス・H・ホールデン訳著
◆ その他、古典的な西洋占星術の文献
8ハウスはサクシーダントハウスでありながら、アセンダントとアスペクトの取れない衰微する弱いハウスとなっています。
ハウスの意味は、惑星の意味と、位置によります。星々が沈みゆく1つ前のハウスです。
土星は生と死を司る惑星です。火星にも死という意味がありますけれども、1ハウスに土星を与えてから、土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月というカルディアン・オーダーで並べると7ハウスで全ての惑星を使いきってしまいます。8ハウスからは再び土星から始め、12ハウスを司る金星で終わります。
エピカタポラとは「冥界に落ち込む」を意味し、太陽が地平線に向かって沈む空の道筋を表します。7ハウスのところでより詳しく説明しています。古代人は、衰えの始まる空の太陽の道筋をこそ「死」と関連させたのです。
哲学的な考察として面白いのですが、8ハウスをSEXのハウスとすると矛盾が生じてしまいます。確かに8ハウスは生殖器を表わすハウスですが、体のその部分を使って行うことがSEXなら、口で行うキスは1ハウスになってしまいます。アイ・コンタクトも1ハウス?
一部で言われるように、サソリのサイン(8番目のサイン = 8ハウス、これは解剖学的な体の部分のみに当てはまります)→ 生殖器官 → SEX → 快楽 → 妊娠 → 子供??、SEXから先は全部5ハウスの事がらです。
このような逸脱した考え方は17世紀から始まっていて、一部の西洋占星術を独占したい人たちが偽情報を流し始めたのではないかと思われるふしが、西洋占星術の歴史のそこかしこに潜んでいます。
こんな解釈は、先にも書いたように17世紀ごろから始まりました。15~16世紀ぐらいにヨーロッパにおけるキリスト教徒の占星家達が、アラブ(イスラム教)からのものを極端に嫌ったこととも関係しているかもしれません。
ハウスのルーラーをカルディアン・オーダーによらず、1ハウスから順番にサインと同等に配置をする方法が一世を風靡したのです。それ以降も続いています。
実際に歴史上で、以前ハウスの考え方よりも、サインとハウスの支配星を同じにした方がちゃんとした判断ができる。何故ならば、かくかくしかじかの理由で、ハウスの支配星とサインの支配星を同じにした方がいいのです・・・ という考え方が書かれていて当然のはずです。
ところが、その理由にはどこにも書かれていません。ついぞお目にかかったことがありません。まるで掻き消されるよう(書き消される?)に、歴史上から紛失しています。(そんな理論は始めから無いのです。紛失とは言いません[奇妙なものの考案]と言います[デボラ・ホールディング p.7])。
カルディアン・オーダー順に惑星を配していくと土星が当てはまります。どっちが西洋占星術の流儀であるかは、ハウスを順番に読むと理解できます。(人生の)精算と最構築を司どるのは、4ハウスそして3ハウスです。8ハウスは再生能力を欠くハウスです。その意味を持つのであって、その行為とか、妊娠とか再生能力までは表示しません。
この力のないハウスは、減衰、衰退、損失・・・天の落ち込む状態と同じ様な状態を、ハウスの意味として持ちます。
アセンダントと関係が有るということで、7ハウスは力を差し延べられてもいるかのように毅然としてあります。8ハウスほど悪く言われません。
ホラリーの問題で特に注意すべき点は、8ハウスは死を示すハウスとして捉えるよりも、相手の資産として捉える必要性があるところです。多くの質問は第7ハウスの問題として提出されます。一方のパートナーがまったくリセプションせず、2ハウスと7ハウスのルーラー、あるいはアセンダントと8ハウスのルーラーがお互いにリセプションしていることさえあります。たいていの場合は、一方の愛は本物で、もう片方が相手の資産に目を向けているチャートは比較的よく現れます。
死。ここから残される財産の質と種類を表します。他に、遺言、故人-遺産。4ハウスにも遺産の意味があります。4ハウスは肉親の遺産です。8ハウスはパートナーや他人の遺産です。死の種類、あるいは、彼の財産・遺産を誰が受け継ぐか等の問題に対処するときにドラゴン・ヘッド、ドラゴン・テイルとともに使われます。
例えば賭事などの場合の他人(オポジション)の財産を示すので、勝ち負けには密接に絡んでくるでしょう。良い状態の8ハウス(7ハウスの示す他人からの次のハウス、他人の財産です)のルーラーが私の2ハウスか、アセンダントに入っていれば、たっぷりと他人の資産が入ってくることを意味します。逆に私の2ハウス(私のお金)のルーラーが相手のハウス(7ハウスや8ハウス)に行っていれば、この日は賭事をやめてそうそうに帰宅するのが賢明です。
妻が7ハウスなら持参金です。どこかのハウスの2番目は、たいてい前のハウスの動産を表しているというルールです。それらが多いか少ないか、手に入れるのが難しいか簡単か? 他人のものなら借りるしかないので、借入金になります。その他、殺人、毒殺、経費などを示します。戦いにおいては、敵方の二番目のハウスで、訴訟においては相手のセコンド、友人や弁護人を表します。災厄。予期しない相続(遺産)。返済義務のある借金。
体の部分としては、「隠されるべき」部分。膀胱とか、性器周辺部・器官。石打で殺す、絞殺、毒殺、なども意味します。色としては、当然、暗い系統の色ということになります。司るサインは蠍。「土星」が支配星でサクシダント。配偶者の相続に関する事柄。第4ハウスと同様、カレントの置かれた状態・立場を描き出すことがあります。4室との違いは、死と隣り合わせの場合が多いことです。関係者の死です。
ホラリーの質問において、相手が自分をどう思っているかを示すのが8ハウスです。2ハウスは自分の所有物であり自尊心です。他人が自分のことをどれくらい気にしているかそれは彼/彼女の資産を通り越して有用な判断をもたらします。
再び、天文学的な惑星に惑わされないでください。西洋占星術では、惑星の定義をしています。時間を司っていること、天球構造の一層を受け持っていることで区別されます。
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