■ コンテンツ
|
◆参考文献:Houses Temples of the Sky: デボラ・ホールディング 著
◆ Bonatti on Basic Astrology: ベンジャミン・N・ダイクス訳著
◆ レトリウス The Egyptian ジェームス・H・ホールデン訳著
◆ その他、古典的な西洋占星術の文献
7ハウスの支配星は月で、ジョイはありません。
問われることの最も多いハウスです。人の悩みは、ほぼ、「お金」「仕事」「健康」「対人関係」です。この中で、7ハウスは「仕事」と「対人関係」に関わっています。
「恋人」「横恋慕」「配偶者」「同僚」「顧客」「共同経営者」「敵対者」などが7ハウスに当てはまります。第7ハウスは占星術の極みと言っても過言ではありません。それだけ、この部屋は問われる機会が多く、人々の関心の的です。
アセンダントとディセンダントの強い結びつきは、日の昇る場所 ← → 日が沈む場所、そして、あらゆる星晨がこの関係にあり、地平線に視認できる位置だから重要なのです。
太陽が地平線に沈みつつある夕日の様子は、日の出と共にとても印象的な眺めであり注目すべきポイントであることは、全ての人が認めるところです。太陽にとってアセンダントが相応しいとすれば、全ての点で相対的なオポジションのこの場所は、月にとって相応しい場所となります。
7ハウスをエジプトの哲学は、太陽が沈む様子を人生の終焉として認めています。太陽の降下を死と結びつけて考えたとしても、おかしくはないはずです。
しかしながら、時代を経た幾つもの経験から、占星術での死の判断では、(太陽だけは例外として使えるのですが)、7ハウスを使って行なえないことを見つけました。他の諸惑星は7ハウスのロードとコンタクトを取ったところで死に至らないことを見つけたのです。実体験の結果、より弱いハウス、8ハウスに死の意味があると結論付けました。
アセンダントと関係が強い(オポジション)ことで、7ハウスは力のあるアングルのハウスです。死へ至る道筋(8ハウス)に「死」の意味を与えました。このへん納得しがたいものがありますが、ホラリーなどでは事実として捉えられます。
マニリウスからプトレマイオス(トレミー)の時代にかけて、急速に占星術が発展したとみられる時期があります。その辺の歴史はよく知りませんが、腐敗や破壊というのは8ハウスで始まっているんだよ、という理論がその時期に定着していったとみられます。
実際の「死」の意味を免れた7ハウスはどのような意味を持つのでしょうか。天秤のサインも7番目です。天秤はバランスを受け持ちます。しかし、愛に 忙しい金星は、他の女神から疎まれ、とてもバランスを取る行動は取れません。何故なら、金星は妻のいる男神とも愛を交歓するからです。そして、金星にもヘパイスティオという夫がいました。人間のアドニスとも情交をかわします。美はアンバランスの中に存在することを古代の人々は見抜いていたのでしょう。
何遍も言いますが、サインとハウスは別の概念です。
アセンダントとオポジションにあるから、敵対者、そして、男性/女性に分けた場合の対応者、恋人や結婚に結びつけられて考えられています。実際にホラリーで検証してみると、確かに筋が通ります。安心して恋人や結婚の問題を表していると捉えて良いようです。敵対者でもあります。結婚とは、敵対者同志が「仲良く暮らしているの図」ではありません。それらの人々を全部集めると、「対等者」になります。
こんなことは占星家の誰も書いていませんが、私に言わせればそうなります。訴訟や裁判の「敵」です。
とにかくアセンダントとやることなすこと、まったく逆です。日は沈む。暗くなる。星晨は下降する。仕事は終える時間です。
そして、夜の楽しみが始まる準備の部屋です。
12~11~10ハウスが男性的な要素を持っているとして、9~8~7ハウスが女性的であるという捉え方があります。実際に太陽がアセンダントから昇った時を最も力強い現象とみてとらえると(マイナス5度ルール)、月が7ハウスで沈もうとして輝く様は、太陽と対照的にとらえたならば、月にとって最もふさわしいハウスとなります。7ハウスの部分は、大気の影響で曇ったりかすんだりしてよく分からない日が多いのですが、月は西に、日は東に、なんともゴロは悪いです。
イレクションという占星術の分野があります。そこでは、できれば月を強いまま7ハウスに置くと、大抵の問題にとっては良いとなっています。7ハウスで「月」が新月として生まれるからです。カルディアン・オーダーで当てはめていくと、「月」が7ハウスの惑星にはなります。
ホロスコープ・チャートに向かうと太陽や星々の日々の回転方向、時計回りと、実際に惑星が進む方向、(アンチ・クロックワイズ)時計とは逆回りがあります。ハウスやサインは時計と逆回りに配置されています。この順番どおりに年齢が進む技術もあります。西洋占星術では、右回り(プライマリーモーション)も左回り(セカンダリーモーション)も使います。
それぞれのネイタルの年代は、ダイナミックな日々の天の回転(右回り)が司るのだという考え方もあります。プライマリー・ディレクションです。
男女の関係は、恋人、友人、情事の相手・・・主だったものとして左記のものがあります。もちろん、他にも、仕事関係、師弟関係、近所の人・ ・ ・ 等数え切れないくらいあります。いったい相手との関係はどんな関係なんだろう? 相手の気持ちが分からないときに質問された問題では、アセンダントと11ハウスのルーラーが関係のある場合は友達です。7ハウスのルーラーと関係があれば、愛の対象として捉えられています。同僚かもしれませんが。
ホラリーは質問ごとに特別な考え方をするものです。質問が恋愛だったなら、最初から7ハウスのルーラーとアセンダント、又は月との関係を見ていきます。
結婚、恋愛、情事等について聞かれたときには、まず、アセンダント、アセンダントのルーラー、月。これらがカレントの状態を示します。次に、7ハウスと7ハウスのロード、これらが相手の人の状態を表します。
男の人を表すナチュラル・ルーラーは火星ではなく、太陽です。
女の人は、金星です。これらが7ハウスの問題の主要な要素です。
アセンダントのルーラーか月は、7ハウスのロードと、どのようなアスペクトを持っているでしょうか?
加えて、月か太陽が、どの星にどんな近づき方をしているでしょうか?
もし、アセンダントのロードか月が、7ハウスのロードに近付いていたとしたなら、あるいは7ハウスに入っていたら、カレントは強くこの相手に対して、結婚への期待を持っていることの表示です。
それらが、スクエアやオポジションといった関係で、ディグニティーを持っていてリセプションを伴わせた関係であれば、ゆっくりとですが成就へ近付いていることを表しています。
7ハウスのロードがアセンダントのロードや、又は、7ハウスのロードーが1ハウスに入っているなら、きっとこの問いを発したカレントは、容易く結果を手に入れることでしょう。もちろん若干の条件があります。
ホラリーではこれらのことを検証しますが、ネイタルでは若干違った解釈が為されます。
以下に、様々な7ハウスに関連のある質問を示します。
1st house
2nd house
3rd house
4th house
5th house
6th house
7. house
8. house
9. house
10. house
11. house
12. house
back
星占い ホラリー西洋占星術
|
日本の西洋占星術が大転換します |