■ コンテンツ
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◆参考文献:Houses Temples of the Sky: デボラ・ホールディング 著
◆ Bonatti on Basic Astrology: ベンジャミン・N・ダイクス訳著
◆ レトリウス The Egyptian ジェームス・H・ホールデン訳著
◆ その他、古典的な西洋占星術の文献
12ハウスのジョイと呼ばれる惑星は土星です。土星が喜びそうなハウスです。一方、このハウスの支配星は金星です。12ハウスに与えられたイメージは、このジョイとなった土星の意味と似ています。本当に彼にふさわしいハウスといえます。彼は陰険さを取り仕切っていますが、彼がここに入ると当然のように、ジョイの意味と12ハウスの意味の両方を示します。土星はここで、持っている陰湿な性質を開陳しますが、同時に、ジョイにある強さも兼ね備えます。どっしりとと言うよりも、、、ねちっこい粘り強さを発揮するのです。また、精神的な指針として、立ち止まって考えることや、基本に立ち返るというような改善策も暗示してくれるのです。
占星術師ボなタス(13世紀の占星家)、あるいはサエル(9世紀の占星家)は、凶星がレシーブしていてその凶星にアスペクトしているなら、害悪は軽減されるというよりも取り去られると書いています。このような状態であれば、凶星とのコンタクトを恐れる必要はありません。
12ハウスは、6ハウスと、よく似た意味を持っています。12ハウスと6ハウスのもっとハッキリした違いを把握しておきたいと思います。
土星は12ハウスのジョイであることから、制限を加えることこそ、役割に相応(ふさわ)しくなります。火星がジョイとなる6ハウスは、切ること、切り取ること、切り離すことにウェイトが掛けられています。自分自身に対しては、切ること、切り取ることは、手術でもしないかぎり行える事柄は極端に少ないはずです。土星の持つ制限・抑制という意味は、物事への対処方法として、目に見える効果が表れにくいものです。
一方、火星の持つ対処方法(切る、切り離す)は、直ぐに効果の現われる手段です。
全天を12のハウスに分けた場合、6ハウスと12ハウスが良くない部屋として残ってしまい、それを火星と土星とで分け合う感じです。それと、火星の6ハウスは似通った意味を見つけづらいのですが、12ハウスは土星と似ています。まさに、ジョイと呼べます。
太陽と月が半球ずつを受け持った場合、太陽側、つまり昼の半球12 → 7ハウスへの配分惑星は、カルディアン・オーダー順に並べていくと、金星になります。
12ハウスは生まれたての赤ん坊にふさわしい部屋なのに、何故、悪い意味を持つに至ったのでしょうか? まず、アセンダントとアスペクトを持てません。次に、ケーダント・ハウスゆえに力が弱い。そして・・・ 西洋占星術では光を持つことがとても大事に考えられたのです。
アセンダントを0度とすると、ぐる~っと回って、全天360度ー(マイナス)5度=355度ぐらいから12ハウスが始まります。日の出から太陽を9個分とちょっと過ぎた辺りからです。ここ辺りはいつも大気が星の光をゆらゆらと揺らしています。しっかり光が届かない日も多い部分です。このような状態をプトレマイオスはこのハウスが弱い理由の一つに上げています。全ての恒星、惑星、太陽、月等、本来の輝度が発揮できていない、つまり、星達の影響が完全じゃないと考えたのです。
アセンダントというのは、「星が出る」という一事で画期的な出来事として捉え、7ハウスは星達がその光の影響を、ゆらゆら減らしながら沈んでいくのを、ふさわしい と捉えてみると、まあ、少しは納得できるかな~という程度の理由ですが、これら三っつの条件が重なった結果、12ハウスは「デーモンの部屋」として呼ばれるようになっていきました。
隠されるという意味も、いつもなんだかもやっている場所で、ハッキリしていないところから来ているのかもしれません。抑制。これは派生してきた意味だと思います。せっかく良い条件とかがそろっていても、若さゆえ価値が分からないとか、手の出し方も知らないとかで。事実、若すぎるという意味もあります。
理解不足。気付かないでいる。これは隠された・・・という意味と似ています。事実をしっかりと認識できていない立場・条件にある、という意味です。この辺りは、完全に悪い意味ばかりのハウスでは無いんじゃないのと思われますが、古代の英智は「智慧」こそ最終的なものと捉えていたようです。「智慧」が発揮できていないハウス、できないハウス、不足したハウス。光の不足ゆえに。現代の情報社会でも、光が情報伝達手段として重要さが増しているのはご存知のとおりです。
悲しい出来事、恐れ、苦悶する魂、苦労の種、世話かけゃがる。重労働とかトラブルとか、この辺りは皆さんよくご存知の事柄なのでこれ以上は揚げません。
問題があります。9ハウスと多くの点で間違われている原因があります。9ハウスは宗教や高い知識のハウスとして認められています。そして、占星学も9ハウスです。しかし、インスピレーションによるもの、神秘的なもの、魔女的なもの、夢や霊的なものを、全て12ハウスに当てはめる傾向に問題があります。
古典的な占星術ではこの点、しっかりとした理由を持たせています。魔女的なものでも、陰湿なもの、例えば、丑の刻に五寸釘で神社の裏で、わら人形に呪いを込めるよなものは12ハウスです。このような行為は不幸の固まりです。人を恨まば穴二つ・・・やがては自分も不幸な穴へと誘(いざな)われることを12ハウス的な行為としています。
霊的な憑依現象も、神や仏と語りあえるなら何故12ハウスでしょうか。
「助けて、○○ちゃん、おばあちゃんは苦し・・・」
「あなたの曾祖父は、餓鬼界に落ちて・・・」
「水子さんの霊が・・・」
こんな魂と接触するのは、12ハウスの事柄です。所詮、人間の世界と関係が無い方がよい世界の話です。人間なら上の神や仏を目指したいもの、振り向けば、心が「石」になります。悪い精神世界、こちらが12ハウスで、高い精神世界、これが9ハウスです。
ウィリアム・りリーは魔女をこの部屋に当てはめていますが、上記に述べたような時が12ハウスであり、全ての神秘思想をここへ一網打尽に当てはめるのは、全体像の把握を欠いた結果だといえます。
ですから、希望や計画や夢やインスピレーションや神からの啓示は、安心して9ハウスです。
逆に言うと、胸が締め付けられるような夢で、寝覚めてからも気持ちが動揺するような悪夢は、12ハウスの事柄になるということです。
12ハウスというのは隠された事柄、抑制された、禁じられた、秘密の、役に立たない行動や完全に理解していない事柄、等を表します。ここは時々は、気付いていながら認めることができないで、時ならぬ進展の状態を暗示する場合もあります。しかしながら伝統的には、ここは完全に不運の意味を持つハウスです。悲しい出来事や、悲嘆、苦悩、艱難、監禁、束縛、幽閉、迫害、重労働、難儀、零落、表す場所は、公衆の目から隔離された場所。特に隔離されている分離されているか又は、生活スタイルを気にせずに住める制約された場所。例えば、刑務所です。多くの書籍が孤独な場所として12ハウスに修道院を当てています。しかし一方、お坊さんや尼さんは、9ハウス、宗教に関連するハウスに当てはめます。修道院を当てはめるのは、おてんば娘を躾け直す目的で、軟禁をする場合に限ります。修道院はもともとは9ハウスです。
12ハウスのルーラーは、スキャンダル・不倫の問題に当てはめられますが、当人はここではありません。個人的な恐れと外聞をはばかる事柄が関わってきますから。
カレントからは見えない敵。奴隷。捕虜、監禁。僧院や病院のような所を、隠遁を目的として仕様した場合。
人の乗ることができるくらいの大きな動物です。
他には、苦難、投獄、自殺、誰か悪意を抱いている隣人を表しています。また、こっそりと忍び寄る陰。
Con-significatorsは魚のサインと「金星」。ジョイの土星は災害のエキスパートです。体では足全体を表し、色としては、緑です。
囚われの身となるか(濡れぎぬでも)、刑に服さないといけないか、服務期間はどれぐらいか等の問題に応えてくれるのは、ここと9ハウスです。
1st house
2nd house
3rd house
4th house
5th house
6th house
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12. house
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