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--ここは木星の神殿なるぞ! 崇敬の念をいだき、確信を持って崇拝すべし--
マニリウス アストロノミカ 2章 5-893節
◆参考文献:Houses Temples of the Sky: デボラ・ホールディング 著
◆ Bonatti on Basic Astrology: ベンジャミン・N・ダイクス訳著
◆ レトリウス The Egyptian ジェームス・H・ホールデン訳著
◆ その他、古典的な西洋占星術の文献
11ハウスは、木星の神殿と呼ばれるます。木星がここで「ジョイ」となっているからです。
11ハウスは太陽に支配権を委ねているハウスです。水瓶のサインとは全く関係がありません。
遠い昔から存在する、全ての西洋占星術のジャンル全般に当てはまるものです。11ハウスには土星や天王星の性質はありません。天王星は天文学上の惑星であり、西洋占星術の惑星とは違います。
古代の英智から拡がっていく解釈は、歓びに心が弾むハウスです。これから10ハウスに向かうサクシダント・ハウスですから、頂きであるアングルに向かうことから期待と嬉しさに胸が張り裂けんばかりです。
他のハウスの説明でも述べてきたように、カルディアン・オーダーで惑星を当てはめるなら、11ハウスへは太陽が配当されます。そしてマニリウスが詩で述べているように、ここは太古から木星の住み家であり、大きな幸運の宿るハウスです。
太陽と月の受け持つ、というのは下記のような配当の事です。ハウスの支配権は、各惑星がサインから導き出されて受け持っているわけではなく、カルディアン・オーダーと呼ばれる順に当てはめられてきました。《カルディアン・オーダー 土星→木星→火星→太陽→金星→水星→月→土星→・・・と並んでいく順番のこと。「たい・きん・すい・げつ・どん・もく・か~」と覚える》
10ハウス 火星 9ハウス 木星
11ハウス 太陽 8ハウス 土星
12ハウス 金星 7ハウス 月
――― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ――― ―
1ハウス 土星 6ハウス 水星
2ハウス 木星 5ハウス 金星
3ハウス 火星 4ハウス 太陽
他の要素を含ませて考えたとしても、時代の変遷によって11ハウスの副支配星を土星にするには無理があります。たった一つの方法がハウスとサインを番号順に並べるという方法です。そこではみずがめ座が11番目に対応しています。みずがめ座のルーラーは土星です。
もちろん、これとてサインのルーラーでありこそすれ、ハウスの支配星ではありません。カルディアン・オーダーに気が付けば、そして西洋占星術が七つという本質を分け合う基本的な数字を持っていることに気が付けば、時代を経たとしても七つ以外に使う必要はないのです。
各ハウスで述べてきた論によって、すでに後戻りできない所へ来てしまったと気が付かれた方々も多いと思います。今まで学んできたものはいったい何。正しいことを学んでいなかったから、チャートが読めなかったのか! そうです。ハウスの理論の背景にあるしっかりした骨組みを理解すれば、占星術は今より数倍楽しくなります。
特にこの「ジョイ」という概念は、現代占星学からそっくりそぎ落とされてしまっています。マニリウスのアストロノミカに表わされたこの概念は、多少変化していますが、考え方が占星学的にすり替えられたわけではありません。マニリウスは4ハウスに土星を、10ハウスに金星をノミネートしていました。現在、4ハウスに「ジョイ」はなく、土星は12ハウスの「ジョイ」へ、10ハウスには「ジョイ」として当てはめられている惑星がなくなり、金星は夜の部分の方が良いだろうということで、5ハウスの「ジョイ」へと移動させられています。ノミネートに終わったわけです。由縁は、10ハウスを結婚のハウスとしていたことにあります。
9ハウスが「神」のハウス、そして11ハウスが「神の精神」のハウスです。アセンダントから60度の角度であること、9ハウスから同じく60度の角度であること。はっきりモノが見える部分であると言えます。
古代の英知の究極が「叡智・智慧」そのものであるとしたなら、モノが見える、理解できる、判断できる、知り得るということは、神の精神そのものだと思いませんか。
その知ることができるという理由で、現代占星学はここへストレートに占星学を当てはめた視点は良いと思います。しかし、多分翻訳の間違いが英語圏でも起こったのかなと思います。expectation を予期する、占う… としたことです。 ■ 占星学は9ハウスです。11ハウスの expectation は単純に「期待」と訳した方が適切です。
11ハウスはエレベートしていく最初の部分として認識されます。頂点を目指して意気盛んに、心の中にふつふつとやる気のわき上がる状態です。希望です。それを後押ししてくれる友人です。友人だけではなく、親身になって応援してくれる人をも表します。志、支援する人、もちろんハッピーなハウスです。土星や天王星の意味のかけらもありません。なんといってもアセンダントから60度、神の部屋から60度なのですから。
とにかく、全天で最も幸運なハウスとして存在しています。10ハウスよりも! 頂上に向かって進むときのあの期待感、胸躍る気分。ゴールが眼前にあるというのはそれだけで人間の気持ちを鼓舞します。頂点に達っしてしまえば、降りるだけ。その他、このハウスに込められ、含ませられた意味は、楽観主義、自由、JOY、信頼、信用、幸福、友情、好ましい支援等です。ここは普通友人と、友情について。そして、希望、信頼、称賛か非難か。友人の忠義や裏切りをあらわします。
その国の為政者にとっては、お気に入りを演じる者達。助言者、大臣。国庫。大蔵省や財貨です。
一般でも、特に身分の高い人においては(例えば王)その財産。そして、彼らの相談相手となるアシスタントとなります。
市囲について述べるならば、ロンドンでなら10ハウスは市長、11ハウスは議員団、1ハウスが一般市民ということになります。
体では、くるぶしから上の部分の足。色は、黄色系統全般。
水瓶のサインが対応し、太陽がハウスの星です。「木星」がもっともこのハウスで役割をはたします。サクシーデント。Masculine.第11ハウスは、第7ハウスや第4ハウスと同じくらい、力強い部屋です。
慰めのハウス。懺悔の聞き届けられるハウスです。
1st house 2nd house 3rd house 4th house 5th house 6th house 7. house
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