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■ 用 語 解 説トランスファー・オブ・ライト: transfer of right:トランスレーション・オブ・ライト 略して、トランスファー。より早い惑星達は、他の遅い惑星達の光(性質)を、角度による角度に従ったコンジャンクションやアスペクトで運ぶ。その方法は二様である。 1つ目は、惑星Aからセパレート(離れた)した惑星Bが、移動していって惑星Cにアプローチ(接近・到達)することによって起こる。下の図で太陽と火星が質問の何らかを表していて、それが結び付くことによって物事が完成するとする。太陽の光と性質は、月によって火星に届けられる事になる。ここにおいて、太陽と火星にアスペクトが無くても、間に入る月によって、アスペクトに準じるものの完成が促される。 ![]() 2つ目。惑星Aは始めに惑星Bにアプローチをしに行き、次に、惑星Bは、惑星Cにアプローチをしに行く形となる。このことは、近づく惑星がその性質を押し付ける性質を持つとすることから可能となる。下の図で、月と木星に何らかの関係があれば物事が成就するとして、このままでは月と木星の間にはアスペクトが存在しない。しかし、太陽が月の光と性質を反射(reflection)して、それを木星に届けることができる。 ![]() 古典的な解釈では、上記の1つ目・2つ目、いずれも間に入っている惑星がそれを引き起こす。 また、物事の完成に至らせる為には、始めの2つの惑星の間にリセプションを含んでいなくてはならないとしている占星家もいる(Bonatti)。したがって、上図のトランスファーにはリセプションがあるので完成がある。 2つ目のトランスファーも中間にある惑星が行うということを理解しないと、複雑なトランスファーを見つけることはできない。下図では、月が火星と結び付けられる。日本で発刊されたホラリー占星術の本の中にも、この形を見つけられないで、無理に解釈しようとしているものも見受ける。 ![]()
更に、下図のものは、トランスファーにならない。トランスファーは間に入る惑星が行うものであり、度数として間に入る太陽と、終わりのアスペクトを受け持つ火星の間に実際のアスペクト、又はコンジャンクションが生じていないからである。月は太陽にアスペクトした時点で、その役割を終え、火星にアスペクトした時の係わり方は主要なものでは無くなる。 ![]() 上の図がトランスファーにならないことを私が理解したのは、2013年に入ってからのことである。実占でも見逃している、あるいは、注意を払い過ぎていたかである。トラディショナルな占星術は、ことほど難しいのだ。たかがアスペクト、されどアスペクトである。
トリプリシティーとなる惑星: Triplicity Planets トリプリシティーとは、エッセンシャル・ディグニティーの中の一つである。火・地・風・水という四つのエレメントのそれぞれはサインを3つずつを司っている。そして、4つのエレメントには、司っている惑星が3つずつ与えられている。 火のエレメントを司る惑星として、太陽と木星と土星が与えられている。 エッセンシャル・ディグニティーの表にあるトリプリシティーはDayとNightに1つずつ、2つしか現われていないが、3つあるのでトリプル、トリプリシティーである。
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日本の西洋占星術が大転換する時期に |