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■ 用 語 解 説ホール・サイン・ハウス方式: whole sign house system サイン=ハウスとなるチャートの方式のこと。下記のチャートであれば、アセンダントが牡牛のサインなので、1ハウス=牡牛のサインとなる方式である。9ハウスは山羊のサインである。常にアセンダントの有るサインの場所が1ハウスとなるのが、ホール・サイン・ハウス方式である。 これに対して、ハウスを分割する際に、アセンダントやMCを基準に四分割したものを更に12のハウスにしたもの、例えばレギオモンタヌス・ハウス・システムとか、プラシーダス・ハウス・システム等のことを、ひっくるめて四分円方式と呼ぶ。 ![]() ホール・サイン方式のチャート ホール・サイン・ハウス方式は、他のハウスシステムを使っている時でも、チャートを判断する際に、常にこの基本的なシステムでサインを観察するという視点が、どこでも共に働いている。惑星はサイン同志でアスペクトをしているかどうかを把握しているからである。上のチャートでも、太陽や金星からはアセンダントにアスペクトが有り、月や土星からはアセンダントにアスペクトが無い等を、ごく自然に観察しているはずである。
ハルブ: halb 男性格の惑星が、昼に地平線上にあること、又は、夜に地平線下にあること。夜の惑星ならば、夜に地平線上にあるか、又は、昼に地平線下にあること。惑星達はこのような状態に在ると、アクシデンタルな良さを持つと呼ばれるが、ホラリーではそれほど大きな力を発揮するわけではない。ネイタルで使用される。何かを得る、掴み取る、獲得するという意味合いのヘイズの弱いものである。
判断の前の考察: Consideration before judgment 西洋占星術には[現代的]とか[古典的]などという区別があるが、西洋占星術は一つである。インドや東洋のものと区別するために名前が付けられている。「判断の前の考察」は、チャートの判断の前に、その時だけに考えるということではない。占星術師が誰かに雇われる前から始まっているものであり、これから未来永劫に渡って占星術を残して行く為に必要な事柄のことを指している。 あなたが占星術師として王に雇われたとしよう。 本の中にはConsideration before Judgment (判断の前の考察)として、まことしやかに書かれてもいるし、ホームページにもさもそんなものがあるのだと誤解されるように載せられている。でも、それでいいのである。時代を超えた我々の同志が首をは刎ねられないために残しておくべき事柄なのだ。本気で習う人だけのために、心の底から占星術を愛する人の前に真実は現れるように仕組まれている。本だけに残されている技術ではなく、ヨーロッパやアラブには口伝えに師から師へと伝えられてきたものがあったはずである。私も幾つかを聞いている。その口伝が途絶えることなく伝えられてきたことは、やはり本だけで学ぶ技術では無かったのかと思う。 歴史を通じて常に現在の日本のような自由で闊達な様々な研究ができる時代は続いていかないであろう。いや、おそらくあまり無い。我々は自由に学べる素晴らしい時代に生きている。今後、様々な制限や規制が加えられる時代が何時やって来るとも限らない。その時に現れる占星家は生死をかけて判断をしなくてはいけない時もあるであろう。。占星術を残すためには、我々占星術を愛する者が、残しておくべき事がある。それを考えるのが「判断の前の考察」である。
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日本の西洋占星術が大転換する時期に |