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■ 用 語 解 説5度前ルール:マイナス5度ルール 5度前から当該のハウスになるというルール。 この方式では、5度前ルールは不要です。既に、アセンダントのカスプの前は1ハウスになっているからです。 ![]() これが、イコール・ハウス・システムになると、状況が変わって来ます。(下図) ハウスは家であり、マンション(住み家)と呼ばれたり、ドミサイル(居宅)とも呼ばれます。家にはエントランスがあり、そしてドアがあります。エントランスが5度前から有り、カスプはドアです。エントランスからがその家のはずです。 カスプからカスプまでを1ハウスとすると、日の出は12ハウスで起きることになります。ホール・サイン・システムが持っていた、アセンダントから上も1ハウスという概念が消えてしまうといけないので、5度前も当該のハウスとしています。 ![]() したがって、イコール・ハウス・システムでは、下記のような考え方でハウスを考える事となり、、、 ![]() テトラビブロスに載っている 『5度上からと、地平線から上昇を残された25度までが上昇するサインだ』 [Loeb版 273p]という考え方は、ホール・サインでは出てこない考え方であり、彼がイコール・ハウス・システムに付いて書いているのではないかと言われる由縁になっています。又、マニリウスのハウス・システムは、キャンパナス方式(黄道帯十二サインを直接分割しているわけではない)に近かったのではないかという意見もあります。 どうも、過去の占星家の書いている本は、ホール・サインの考え方を念頭に置いて、イコール・ハウス、あるいは、四分円方式 (プラシーダスや、レギオモンタヌス方式のような物) も参照しながら (頭の中で組み合わされて) 考えられているようです。何故なら、M.Cをも大事にするという考え方も入っているからであり、それは常に10ハウスの中にあるわけではありません。M.Cは、ホール・サインでも、イコール・ハウスでも、9番目のサインや11番目のサインに入っていることもあるからです。 これらのことから、ハウスのカスプから5度前を当該のハウスにすると言っても、ホール・サイン方式が基礎になっているので、サインを越えてハウスを前に戻ることはありません。従って、アセンダントのカスプが3度だったり、4度だったりしたら、3度又は4度しか戻れない事になり、前のサインに入ってまで戻しません。 イコール・ハウス方式でもそうですが、時には、アセンダントのカスプのエントランスが全く無くなることもあります。そうやって天球は回っているので構いません。
これは、初心者に伝える方法であり、実際の(5度ルール)は、もっと複雑です。 |
日本の西洋占星術が大転換する時期に |