まず、私たちはカレントの表示星を決定しなくてはいけません。又、質問者の年齢域、年代による考慮も必要です。
カレントの表示星は、アセンダント、アセンダントのロード、月、質問者が女性なら金星を加えます。
相手の男性には、7ハウス、7ハウスのロード、男性ですからこれらの表示星に太陽を加えます。
女性が訊ねたとしてアセンダントが獅子のサインなら、太陽は女性に与えられ、男性は7ハウスと7ハウスのロードだけになります。
月も同じように扱います。優先権を得た人が、それを得ます。
17世紀の占星家ウィリアム・リリーの書いたクリスチャン・アストロロジーを読んでみると、そこには他の表示星達の記述もあります。
リリーは何と言っているのでしょう。
カレントには更に、月がセパレートしてきた惑星を加えるとなっています。又、
質問対象者には、月がアプライする惑星も加えるとなっています。
上手にバランスが取れれば、7つの惑星全てを使う時がでてきます。しかし、使いません。
例題のチャートを見て頂くと分かりますが、なかなかアスペクトを見つけるのが難しいのです。
アセンダントのロード(?)から、火星、太陽、木星のどれにもありません。
月から、火星が唯一希望の持てる印ですが、これはボイドです。
何故ボイドかは、ボイドの説明を読んで下さい。
金星(♀)から、火星、太陽、木星へのアスペクトもありません。
逆に、木星や太陽や火星からの、土星(?)へのアスペクトもありません。
アスペクト以外にリリーは、7ハウスのロードがアセンダントに入っているなら、その人は結婚を承諾するであろうと書いています。それも、ありません。
ここで、木星がアセンダントで見つかります。このような場合、やがて結婚はなされると読めます。
逆に、アセンダントのロードが7ハウスに入っている場合はどうなのでしょうか?
これも、自助努力によって結婚は成し遂げられるとなっています。月が入っていても、月が7ハウスのロードで無い限り、この人の結婚はいずれ成就します。
リリーは更に、どのような場合に結婚が成し遂げられるかを書き綴ります。それはトランファーによることもあると言います。又、月が10ハウスに入っていても、誰かが間に入って取り持ってくれると言います。10ハウス(社会的な結婚のハウスなのです)。
更に、このチャートには見えませんが、月と金星のアスペクトも結婚に至る印だと述べます。金星は結婚のナチュラル・ルーラーだからです。でも、間に人が入ると述べます。
又、多少、条件が要りますが、太陽と金星のアプリケーションも同様の事を示すとなっています。
7ハウス・ロードがアセンダントに入っている
7ハウス・ロードとアセンダント・ロードが同じハウスに在る
7ハウス・ロードがアセンダント・ロードを良いアスペクト見ている
アセンダント・ルーラーが7ハウスに入っている
これらの徴が、結婚にものすごく良い刺激をもたらすことを示します。更にリリーは次のようにまとめます。
”It shall be, if the Lord of the Ascendant or Moon be in the 7th; secondly, if the Planet the Moon separates from, applies to the Planet the Moon applies to, thirdly, or the Sun and Venus apply to each other; fourthly, the Lord of the 1st in the 7th, or 7th in the first; fifthly, any translation of light from the Significators, or Reception of the Significators, or any collection by a more weighty Planet, it shall be, viz. one in Terms, the other in the Triplicity of the Significator, or the like. The signifiers are in interchangeable Dignities, the Moon in the 7th giving virtue to the Lord of the Ascendant, or Lord of the 7th.”
「それが為されるのは、
1.アセンダントのロードか月が、7ハウスに入っている
2.月がセパレートした惑星が、月がアプライする惑星とアプリケーションを持っている
3.太陽と金星が互いにアプライしている
4.1ハウスのロードが7ハウスにある、又は、7ハウスのロードが1ハウスに入っている
5.表示星の間に、何らかのトランスレーション・オブ・ライトがあるか、又は、
6.
リセプションがあるか、又は、
7.
より重い惑星によるコレクションがある場合それが為される。
すなわち、一方が相手のタームとトリプリシティーに在るような場合の(上記の事柄、リセプション+アプリケーション)。表示星達が、交互にディグニティーを交換できる時(ミューチャル・リセプションの場合)、月が7ハウスに入っていて、アセンダントのロードに、又は、7ハウスのロードにその効き目を与えている場合に為される」。
このように述べるので、一般的には多くのチャートから、結婚のできる表示が見付かるでしょう。
質問はこれだけにとどまらず、じゃあ、何時頃となるはずです。
これには昔から、月と太陽のアスペクトが間に邪魔をする惑星を全て無視して最終的に答えることになっています。
しかし、多くのチャートにはそのチャート特有の物差しを持って現れ出ます。月が多くの場合の、時間を計る物差しになります。それでも、惑星がサインを変える時にも結婚が訪れることがあります。もちろん、意味のあるサインの変更である必要があります。(例えばリセプションが完成するとか)
月が金星にアプライする距離も参考になります。
アセンダントのロードが7ハウスのロードにアプライしているなら、その角度はそのままタイミングを示しています。
幾つもの表示があったら、どの表示を優先させるのでしょうか?
これは、表示星の力強さによって計ります。でも、7ハウスのロードがアセンダントに入っている時は必ずデトリメントです。それでも、アクシデンタル・ディグニティーでスピードの速い惑星が、その優先順位を得ます。
● ところで、占星術の言う結婚とは何でしょうか?
天の指し示す結婚の表示は、かなり多いものです。
つまり、普通はできるものなのです。
それなのに、その時期に何故できないのでしょうか?
それは、天の指し示す結婚というのは、社会的な結婚では無く、ただ単に男と女の関係になることが天の示す結婚だからです。
すなわち、フィジカルな関係(ひじょうに厳粛なものです)を二人で持ってしまうと、そこで結婚は為されたことになり、社会的な結婚(人間が勝手に決める)が遠のいてしまう可能性が生じます。
多くの人達が結婚できないと嘆いていますが、フィジカルな関係でチャートに示された結婚を既に行い、使い果たしてしまい、社会的な結婚を逃している人、多いのです。
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