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■ 恋愛の質問 No.16 2012年10月2日8:15pm 135.57E, 34.60N ASC ?4.04● クライアントからの質問 「私は、結婚できますか?」 占星術の言う結婚とは何でしょうか? 天の指し示す結婚の表示は、かなり多いものです。普通はできるものなのです。 ですから、大抵の人々は既に結婚ができているのです。それでも結婚ができるかどうか尋ねられるのは、社会的な結婚を前提にしていらっしゃるからでしょう。答え方が立場によって二つ想定されます。 1.「私は、結婚ができますか?」 恋愛の相手も、想定される相手も存在しない場合 この方への天の指し示す答えは、明らかに生物学的な結婚、社会的な結婚も含まれますが、男女関係をも含めて天は結婚を示してくれます。社会的な結婚のみではありません。ですから、判断に際して、女性には金星を加え、男性には太陽を加えます。相手が居る人の場合には、金星や太陽は注意して使用します。でも、相手がまだ居ない人の場合は、金星や太陽は、相手であり自分になります。 2.既に恋愛の相手もいて、男女の関係になっている場合「私は、この人と結婚ができますか?」 女性の希望としては、ほとんどの場合、質問対象者は現在付き合っている人です。天から地上の男女を見れば、それは結婚をしていることになります。本人の希望は入籍すること「社会的な結婚ができますか?」です。 この場合には、今以上の恋愛関係によって示されるか、社会的な結婚ハウス、10ハウスと密接な関係がチャートの中に生じているかを観察する以外にありません。つまり天の指し示す結婚は済んでいるのです。社会的なものだけが問題なのです。「二人そろって、社会に出ていけるか?」のような質問に焼き直す必要があるのです。 天の指し示す結婚というのは、社会的な結婚では無く、ただ単に男と女の関係になることが天の示す結婚です。 すなわち、フィジカルな関係(ひじょうに厳粛なものです)を二人で持ってしまうと、そこで結婚は為されたことになり、社会的な結婚(人間が勝手に決めた、入籍制度)が遠のいてしまう可能性が生じます。 多くの人達が結婚できないと嘆いていますが、フィジカルな関係でチャートに示された結婚を既に行い、使い果たしてしまい、社会的な結婚を逃している人も、多いのです。 ● さて、クライアントからの質問、「私は、結婚できますか?」に戻ります。 この質問に答える為に観察する惑星達は、アスペクトが必要なものと、アスペクトの要らないものの二つがあります。 普通に考えると、アセンダントのロードと7ハウスのロードとの間にアスペクトが在ればよいのですが、なかなか、そうそう単純に示されてくれません。 まず、私たちはカレントの表示星を決定しなくてはいけません。又、質問者の年齢域、年代による考慮も必要です。この質問者の質問の場合、相手が定まっていない人からのものです。従って、その答えも、社会的な結婚を示すわけではなく、男女の関係を将来一時持てるだけでも、天はそれを結婚として指し示します。 カレントの表示星は、アセンダント、アセンダントのロード、月、質問者が女性ですから金星を加えます。 相手の男性には、7ハウス、7ハウスのロード、男性ですからこれらの表示星に、更に太陽を加えます。 女性が訊ねたとして、もし、アセンダントが獅子のサインなら、太陽は女性に与えられ、男性は7ハウスと7ハウスのロードだけになります。 月も同じように扱います。優先権を得た人が、それを得ます。アセンダントのロードが土星で、7ハウスのロードが月なら、月は相手のものです。 リリーは何と言っているのでしょう? ![]()
● ざっくりと観察する前に、更にクライアントの表示星を特定しましょう。 例題のチャートを見て頂くと分かりますが、なかなかアスペクトを見つけるのが難しいものです。、 逆に、木星や太陽からの、水星や金星へのアスペクトもありません。 ここで、木星がアセンダントに入っていることに気付いた人もいらっしゃるでしょう。 このような場合、やがて結婚はなされると読めます。何故なら、好きな人が表れる表示だからです。相手の人も少し気に入ってくれるからこそ、アセンダントに飛び込んできてくれているのです。それでも、カレントの愛が優ります。 逆に、アセンダントのロードが7ハウスに入っている場合はどうなのでしょうか? もう一度言っておきます。相手が居ない人からの質問では、社会的な結婚も含まれますが、第一義が男女関係に成れますよというのが、天の指し示している答えです。 リリーは更に、どのような場合に結婚が成し遂げられるかを書き綴ります。それはトランスレーションによることもあるとします。又、月が10ハウスに入っていても、誰かが間に入って取り持ってくれると言います。10ハウス(社会的な結婚のハウスなのです)。 更に、このチャートには見えませんが、月と金星のアスペクトも結婚に至る印だと述べます。金星は結婚のナチュラル・ルーラーだからです。でも、間に人が入るとも述べます。 ”It shall be, if the Lord of the Ascendant or Moon be in the 7th; secondly, if the Planet the Moon separates from, applies to the Planet the Moon applies to, thirdly, or the Sun and Venus apply to each other; fourthly, the Lord of the 1st in the 7th, or 7th in the first; fifthly, any translation of light from the Significators, or Reception of the Significators, or any collection by a more weighty Planet, it shall be, viz. one in Terms, the other in the Triplicity of the Significator, or the like. The signifiers are in interchangeable Dignities, the Moon in the 7th giving virtue to the Lord of the Ascendant, or Lord of the 7th.” このように述べるので、一般的には多くのチャートから、結婚のできる表示が見付かるでしょう。 |
日本の西洋占星術が大転換する時期に |