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テーマ・ムンディ(世界の誕生のチャート)II

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■ テーマ・ムンディ(Thema Mundi)II

サインのロードと、イグザルテーションのロード

イグザルテーションのロードの起源についてはいまだ学者の間で論争が続いていますが、とても古いもので、バビロニアの占星術の教義に既に存在していたと主張する学者もいます。楔形文字で表されていて、芽出度い場所として考えられていたとのことです。実際には、サインの示す場所であったかどうかも分かっていません。

サインが星座と別の存在として30°ごとに区切られたのも、ホロスコープを使う占星術が生じる以前のことでした。

しかしながら、テーマ・ムンディには、ホロスコープを使って占星術を行うための古代の知恵者の並々ならぬ努力が見て取れます。テーマ・ムンディに基づく下記のアセンダントが蟹のサインの図にサインのロードとイグザルテーションのロードを書き込んだものを見てください。

 

イグザルテーションのロード

イグザルテーションの惑星を見つけてみると、アングルとなる蟹、天秤、山羊、牡羊のサインは全て男性格の惑星で占められています。更に、男性格の惑星が支配するサイン、獅子、蠍、射手、水瓶の各サインにはイグザルテーションの惑星が置かれていません。

イグザルテーションの惑星の方が先にあって、サインのロードを決めるテーマ・ムンディが後からできたはずなのにピタリと収まっています。不思議としか言いようがありません。イグザルテーションの惑星を決めた先人たちは、いずれサインのロードも決められると分かっていたかのようです。でも、そんなことは思い至らなかったはずです。

 

「テーマ・ムンディ」とは「世界の誕生のチャート」の意味です。フィルミクス・マーテルナスの(Mathesis)で、詳しく論じられています。そこには下記のような図が載せられています。

テーマ・ムンディ

紀元前100年、アセンダントが蟹のテーマ・ムンディ

テーマ・ムンディは、エジプトの新年のチャートでした。 

このチャートから、各惑星の支配星、そしてアスペクトの意味合いが出てきます。

また、アスペクトは、これ以外に考えようがないことも見て取れます。その他のアスペクト(バイ・クインタイル、インコンジャンクト、など)を入れ込むのが無理になります。

もし、入れ込むことができるなら、それらのアスペクトも意味を持つものと思います。

Mathesisからのアスペクトを展開すると下記の図となります。

 

アスペクト

Thema Mundiから導き出せるアスペクト

また、アラビアの占星術師アブー・マシャーが、アスペクトはこれ以外に考えられない理由を既に9世紀にあれやこれやと述べています。

アストロノミカの中にも、これ以外にアスペクトは成り立たないことを占星術上の概念から説明しています。

新しいアスペクトをいろいろ持ち出したのは数学者のケプラーです。数学者だったので、360度を整数で割って、整数の商を持つものをアスペクトに加えたのです。テーマ・ムンディを知らなかったのでしょう。

 


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