占 星 術 の 世 界

伝統的な占星術への 参入儀式

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◆ 伝統的占星術の世界へようこそ

● 新聞や雑誌の星占いの欄に飽きてしまって、星占いってもっと奥が深いのかもしれないと考えていらして、このページへたどり着かれたのかもしれません。あるいは、西洋占星術の知識をもっと深めたいと思っていてウェッブの世界を徘徊していて、このページへたどり着かれたのかもしれません。 星占いは、自分で占うのはちょっと大変です。入口の部分からやたら難しい用語が出てくるからです。本当は記憶することなどとても少ないのですが、そう気付くまでに覚えなければいけないと考えてしまうのです。

では、どうしたらいいのか。今のところ、私はそれに対する明確な回答を持ち合わせていません。ただ、本当に覚えることなど少ないことだけを声を大にして言っておきたいのです。難しい用語が出てくるからといって、それらは全て覚えなければいけない用語ではありません。自然に覚えるか、理論的に把握するかのどっちかです。

もっとも、このHPは、あなたが自分で占えるように書いているわけではありません。星占いの世界がどういうものかを、もっと知っていただきたいために書いています。このHPの各所には、いくつもの実例が出ています。登場する質問と答えは、思われている以上にとても具体的です。決して心理学的な内容ばかりの星占いとは違います。

 ■ 伝統的占星術 ⇔ モダンな占星術

さて、伝統的占星術は、西洋占星術の基礎です。良くも悪くも、これを押さえておかないと、新しくてモダンな占星術は出てこないはずです。私は、伝統的占星術という用語は、本来無駄な用語だと考えています。たまたま、モダンな占星術が幅を利かせているので、それへの対抗意識を持たせた言葉として現れたのだと考えています。伝統的な占星術はヘレニズム占星術を源流としています。その研究がここ14~15年(2024年時点)で欧米でとても盛んになってきています。

西洋占星術の基礎的な法則は、流派に分かれるほど多くなんてありません。

基礎の部分でもともと伝わってきたものを伝統的占星術と呼び、基礎の部分を新しく作り上げたものをモダンな占星術と呼んでいます。 もし占星術の基礎的な法則が変更されるとしたら、『伝統的占星術では×××だったけれども、理論的に考えると、それは、かくかくしかじかという点で△△△な理論的整合性に欠ける。だから、○○○であり、○○○な理論が成り立つ。』 そうやって変更されるはずです。私の考え方が古くて頑固なのでしょうか。学問の分野では、それは普通のことではないでしょうか。

モダンな占星術は、そのようなプロセスを経て出来上がっているわけではありません。いわゆる、特殊事情、必要上のことがあって出来上がっています。 例えば、伝統的なそれぞれのサインに当てはめられたルーラー(支配星)の並び方をご覧ください。(下図)

 

サインの支配星

惑星は太陽と月を起点に、それぞれのサインに、ルーラーとして太陽に近い惑星から順に、各サインに当てはめられていて、とても奇麗に並んでいます。これを把握するのはいとも簡単です。「すい、きん、ち、か、もく、どっ、てん、かい、めい」という惑星の並び順は学生時代に覚えていて、どなたも御存じでしょう。太陽が獅子のサインを受け持っていることさえ気づけば、あとは自動的に、「すいきんちかもく・・・」の順通りに惑星が並んでいます。本当は、ヘプタゾーン・オーダーとか、カルディアン・オーダーと呼ばれる並び順で、「月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星」の中の太陽を蟹のサインの横に持ってきた並び方です。

地球は私たちの住んでいる惑星として省かれています。そうそう、月夜に蟹、というフレーズも頭の中にあるものをひっぱり出してきてください。これで全部です。サインの方は、ホロスコープ作成ソフトを動かせば、都度、同じ並び方で皆さんの前に示されますから、覚える必要はありません。どのマークを何々のサインと呼ぶのか、これだけが記憶する対象です。 ところで、「どってんかいめい」の後ろに当たる、「てん・かい・めい」(天王星・海王星・冥王星)がサインのルーラーとして当てはめられていません。

西洋占星術では、古代からサインのルーラーが決まってしまっていて、どんな理論をもってしても、天王星や海王星や冥王星にサインのルーラーを引き渡せないのです。では、モダンな占星術がどんな理論で天王星や海王星や冥王星にサインのルーラーとしての役割を持たせたのでしょう? 

一応、古代の占星術でも用いられた「親和性」を使用して、天王星や海王星や冥王星に相応しいサインを当てはめられています。

モダンな占星術は、基礎的な理論を欠いたまま付け足しがなされていても、もてはやされています。古いものから更に発展させられた新しいものだから素晴らしいのでしょうか?

モダンな占星術がもてはやされる理由は、まったく別のところにあります。

何も悪いことを言わないヒーリングの時代、現代にマッチしているのです。
人々を希望で満たしてくれます。
癒しを与えるという点では、古典的な占星術はモダンな占星術にかないません。でも、本物を知りたいと思う占星術師にとっては、何か物足りなさを感じてしまいます。心地良いことを言うだけなら、古典的な占星術を学んでいても本来できるはずです。古典的な占星術が17世紀を境に下火になっていったのも、本当のことを言い過ぎたからかもしれません。あと、覚えることが少ないけれども、やっぱり難しいです。

 

 ■ 光

話を変えましょう。海王星や天王星は、占星術上あまり重要な役割を持っていません。本に書かれることによって、それらの外惑星は、さも、重要な役割を持っているだろうと言われるようになりました。西洋占星術では、光を持っていない惑星はあまり重要ではないのです。動いていない恒星でさえ、充分な光を放っているのにコンジャンクションという位置に来た場合にのみ考慮することになっています。 見たことも会ったことも無い人にあなたがコントロールされているとしたら、気持ちがいいわけは無いはずです。お父さんやお母さんは見えていて、実に様々な影響力をもらっています。近所の人を表す月にしてもそうでしょう。見えない人からも私達は影響を受けています。でも、西洋占星術では遠方の人を9ハウスのルーラーとしたり、国家を支配する人達を10ハウスのルーラーとしたりして対処してきました。関わりのあまり無い人たちを、考慮に入れていないということは無いのです。

だとすれば、見えない惑星、充分な目に見えるほどの光を放っていない惑星を、私たちはどう捉えればいいのでしょう?

こう考えてくると、光についての考察は、西洋占星術として避けて通れない命題になります。

 

 ◆ 西洋占星術では、なぜ、可視光を大事にしてきたのでしょう? 

それは明らかに二次的なもの(光)であることを認めていたからです。

とすれば、光によって見える物体は三次的なものになります。

では、最初の光とは? 一次的な光とは何だったのでしょうか。これをどう捉えていたのでしょうか?
マルシリオ・フィチーノという占星家であり、医師であり、哲学者だった彼によれば、一次的な光とは叡智の光・神の光です。
それは神のものであり、神聖な光、それは一種の霊的なものに属するものです。その叡智を我々は可視光によって感じようとします。二次的な可視光を通して、一次的なものに迫ろうとするわけです。波を見て風を感じるように、可視光を見て神の叡智を知ろうとするわけです。 光を、可視光以外にもあると認める時に、西洋占星術は様々な展開を認め、また、拒絶することになります。可視光は二次的なものです。物体は、二次的な光を通して認識される三次的なものです。 見えない天体は?

 ■ 波

波という物質はこの世には存在しません。波は性質であって物質ではないのです。そのような「物」は他にもたくさんあります。私たちは波を海の上に見ることができますし、音として空気の波を聞いています。日々感じて、ながら暮らしています。また、光も波の性質を持っていて、物の存在を遠くから「在る」と、光という波を通して認識できます。架空の波を作り出すことができれば、そこには錯覚が生じ、人は無いものを在ると認識したり、在るものを無いと認識したりもします。波に、波を足して、波を打ち消したりもできます。 私達はうねりを見て、音を聞いて、波の存在を論理的に把握します。

 ■ 愛

愛という物質もこの世には存在しないと考える人が多くいます。上記の波の理論は、文字通り論理レベルで認識できます。

愛の方は、直感レベルで認識するものです。あなたにもきっと誰か愛している人があることでしょう。そして、愛される人を思っていることでしょう。

人は論理的に考える場合と、感覚で感じる場合の両方があります。
愛は論理ではなく、感じるものです。
誰かを論理的に愛せますか?

愛は理屈ではありません。心から生じていて、そして、愛は直に感じるものです。 二次的な光から、一次的な光を感じるときも、論理ではありません。

 ● 論理と直感

占星術の判断は、論理的な認識と直観的な受感の二つがとても微妙に絡み合っているものです。占星術はとてもしっかりとした論理的な背景を持っていますが、判断する場合には、論理だけでいつも判断が付くわけではありません。何らかの感性が必要になることもあります。ですから芸術だと言われるのです。

占星術が関わる本質を把握するように、一次的な光を感じようとすると論理は邪魔にさえなります。

さらなる命題、星を読めるとしたら、それを書いたのは誰?


惑星の光 7つの基本的な惑星 学ぶ姿勢
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 2024年 7月24日


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