星 占 い ホ ラ リ ー 西 洋 占 星 術

百 文 字 占 断  鑑 定 例
ある恋の物語

百文字占断 ホラリー占星術 Kuni Kawachi@横顔 有料鑑定 重要 大鏡の扉へ


星占い。ある恋のハッピーエンド

     ほのかな恋心

2003年 3月20日(木)

クライアントはとても感受性の高い、厳格な家庭に育った独身のある女性です。チャートから読み取ると、彼女は強く土星に支配された位置にあって、土星とアスペクトしているので痩せ型です。彼女は、恋をしたら、そのまま結婚に結びつくような恋を願っていました。恋は恋、結婚は結婚というドライな考え方を持っていらっしゃらないように考えました。世の中の人全ての願いが叶う月下であれば、この世は幸せに満ち溢れることになります。ほとんどがそうならない現実にあって、彼女は幸せを手にしました。

百文字占断 No.546ではアスペクトがあるのにメールは来ず、さらに、アスペクトがあるにも係わらず、会うことさえ叶わない結果となってしまったチャートをご紹介しました。

逆にこのチャートでは、アスペクトが存在しないにも係わらず一途な恋が実った例となっています。つまり、チャートはアスペクトだけで読み解かれるものでは無いということをお伝えしたいのです。占星術の主要な判断は、アスペクト、ディグニティー、リセプションで判断されます。

依頼は、2003年の春にメールで寄せられました。メールが到着していたのは3月19日の夜遅く。しかし、その時は依頼だと分かってはいても他の用事があったのでメールを開封せず、次の朝に読むことにしました。古くから、占星術師がチャートを組み立てる時間と場所は、術師がメールを読んで概略を理解した時、概略を理解したその場所です。そこには依頼者と、他の魂(ここでは占星術師)の介在が要ります。心と心の触れ合いが必ずあります。質問を取り出してもらう魂の介在を得て、始めて質問が誕生します。依頼者は、占星術師の脳を借りて質問を解きほぐすようなものです。

「見て取る」という言葉は、そばに居て心と心が触れ合う様子を連想します。コンピュータープログラムでホラリーの判断をできるようにしたいという要請が来ています。プログラムそのものを作る事ができても、心の介在をどうするのか、とても不思議な気がしてなりません。そうできるのかもしれません。でも、心の部分をどうするのか? 懐疑的に考えてしまいます。

最初にメールを読んで抱いた感想は、旨く行けばいいな! でした。それはまだチャートを作る前です。クライアントの希望が叶うことを願うあまり、占星術師は数々の失敗をします。人として、占い師は誰でも良い風に未来を読み上げてしまう傾向を持ちます。

彼女は2006年の春に、思いを寄せていた男性とめでたく結婚されるに至りました。入籍のご報告を頂いて、とても嬉しく思います。また、報告と共に百文字に載せたもの、あるいは結婚に至るまでのやり取りの様子をホームページに載せて役立たせてくださいとのありがたいお言葉も以前から頂いております。どうやって彼の心をつかんで行ったのか? 不思議な占いの効果を実感してください。

質問の受付日時は、2003年3月20日(木曜日) 08:30am。結婚されたのが2006年の春、質問内容は下記のようなものでした。ホラリーに90日ルールなんて存在しません。

『最近ある男性にほのかな恋心を抱いてます。恋らしい恋はここ十年(中学生以来)していないので、感情が顔に出たりなどの、不自然さが出てしまうのではないかと心配している毎日です。その方は離婚の経験があるかたですが、みなの前では明るい方です。これ以上の進展はあるのでしょうか? どうぞよろしくお願いします。』


「見て取った」時間で組み立てたチャートがこれです。

ホラリーってチャートが出せる所がいいですね。チャートからはどこの誰だかまったく分かりません。誕生時間が分かるでも無し、外国に住んでる人かもしれません。チャートの緯度経度は、私の住んでいる所です。

いきなりチャートをアスペクトから読み解こうとすると、とても難解になります。状況では「皆の前では明るい方です。」と依頼文にありますから、ごく身近に接する事のある男性であると考えられました。依頼者に問うてみると、同じ職場だそうです。この時点でアスペクトはあまり重要じゃないと判断できます。なぜなら、既に毎日会える、つまり、地上で彼らは充分にアスペクトしているからです。

ディグニティーの表を仕上げ、恋愛のチャートでは必ず必要なアラビックパーツの計算を済ませ、アンティッションという位置の確認をし、主だった恒星の位置を調べてチャートに向かいます。

クライアントの女性の表示星は金星(10ハウスin)、そして月(6ハウスin)です。相手の男性の表示星は火星(9ハウスin、8ハウスに入っていてもそれは視覚的なもので、メールで確認すると、彼の立場は教育関係者として9ハウスを表わしていました)、そして太陽(11ハウスin)になります。アラビックパーツで「結婚」を象徴する惑星は土星。それは10ハウスのルーラーにもなっていて、とても重要な役割・意味を帯びています。それは2ハウスのカスプ(目安線)の上にあり2ハウスです。

アスペクトからのみ判断すると、このチャートには希望が存在しないことになります。先にも書きました。これは有望なチャート! 

いぶかる方も多いでしょう。女性を示す金星と月、そして男性を示す火星と太陽の間には、一切の接近のアスペクトがありません。本当に有望なのでしょうか? 

このチャートでは土星がとても良い役割をしています。 

どのような良い働きをしているのでしょう? たいていの場合、土星はカレントの喜びを打ち砕く星として登場します。それが、どういうわけか、このチャートでは良い働きをしています。まず、強いディグニティーを得ていて、10ハウスのルーラーであり、アラビックパーツの「結婚」の象徴になっています。

月と金星が土星によってコレクションされます。更に、月も金星も「結婚」の象徴である土星に強く支配(リセプション)されています。しかしながら、これだけではどちらもクライアントを表示する惑星ですから、恋に向かって一人で盛り上がるような雰囲気を持っているだけです。相手の男性はどうなのでしょう? そう思って火星や太陽を観察してみると、火星が土星(このチャートでは「結婚」の象徴)に強く支配されている事が分かります。火星が土星に支配されているのは、一過性のものではありません。なぜなら、火星は山羊のサインから次の水瓶のサインに入っても、強く土星に支配され続けることになりますから、とても長い間だということが分かります。このことから、火星も土星(「結婚」の象徴)に強く惹かれていることがわかります。

「結婚」という象徴を導き出したアラビックパーツは、アセンダントと7ハウスを計算に入れてあるものです。したがって、クライアントとお相手の男性を対象としたものになります。彼も、象徴的な「結婚」をひとかたならずどこかで意識していることを示しているのです。しかも10ハウスのルーラーですから、社会的な結婚も視野に入れていると考えられます。後で聞いた話ですと、彼はこの時点ではまだ正式な結婚を視野に入れていなかったということです。でも、チャートは語っていました。

占星術的な「結婚」は、単なる肉体関係でも「結婚」ですし、不倫でも「結婚」ですし、プラトニックな愛でも「結婚」です。それは象徴に過ぎません。それが社会的なものと結びつくためには、10ハウスとの何らかの強い関係が必ず必要です。

ここまでの考察から、百文字占断のページに載せた私の鑑定結果は次のようなものでした。

 ホラリー占星術 Kuni Kawachi   2003年 3月20日(木)

どうやってか、チャンスをモノにして下さい。きっかけさえあれば進展します。メール、プリクラ、仕事の帰り・・・さすがにプリクラという年齢ではないかもしれませんが、進展します。

今の状態は、お互いがお互いにけん制しあっているというか、手の内を見たいのに見れない状態です。カードを一枚見せれば、相手も手の内のカードを一枚見せてくれます。いいカードです。切る札を持っていらっしゃいますか?

最強のカードはいつかピッタリと隣に座ることです。チャンスは? 

加えてアドバイスのメールを、別便で送りました。『彼も貴女のことをにくからず思っているので、また、思いも寄せているので、会う機会がたくさんあるのでしょうから、会社のコンパなどでは必ず側にくっついて座るように。洋服は少し派手にするように』。というような内容でした。

彼女はそれを実行してくれました。最初のデイトの誘いは実に遅かった。さわやかなものです。その後、徐々にデイトに誘われたりするようになって行きます。

鑑定に対する彼女のお礼の文面では、まだ交際前ですから、一人で恋焦がれている様子が端的に出ています。これもホームページに載せたものをそのまま掲載します。

占断ありがとうございます 2003年 3月21日(金)

 Kuni Kawachi

実際、相手の方にどうアプローチしていけばよいかわからず、いつもたいしたことを言えないまま帰宅する日々が続いてます。こちらからなにか話題をふっても話しに乗ってこないことも多々あります。ですから、私に無関心なのかな? と思う反面、もしかして気にしているのかな? と考えられるときもあります。切り札らしいものを私自身全くわかっておらず、こうしてメールを書いている間も、それが何なのか思案しています。

ちょうど1年位前にその人と知り合いました。そのときは全くといっていいほど気にしていませんでした。それから数ヶ月後に、離婚経験者という話を耳にしたときもそうでした。ところが、昨年の年末から新年ごろから異性として見るようになってきました。自分の心境の急変には正直自分自身驚いてますし、どう対処すればよいかわかりませんでした。とりあえず、服を少々華やかで女性らしいものにしたりと少しずつ気にしてもらえるようにし始めました。

映画にでもうまく誘おうかと考えたこともありましたが、その方は多忙な日々を送っているのと、私にはそんな勇気を兼ね備えていないので結局行動に移せませんでした。なんとかしようという焦りと、無理なのでは? という諦めが入り混じっていましたが、Kuni.さんの占断で試行錯誤しながらアプローチしていこうと決めました。

私にとっては初めての経験に等しいので、急がず慎重に行動しようと思っています。 長文になりましたが、ありがとうございます。

そうですね。

慎重さは要ります。

最初の返事こそ上記のものでした。その後チャンスは巡ってきます。彼の側に座れたと嬉々として報告してきました。私は「ヤッタネ!」と歓喜し、想像では密着して座っていたのではないかと思ったりしました。チャートは、それくらいに積極的に出ても構わない表示になっています。なんていったって、彼も想いを抱いているわけですから。話さえできれば、きっかけは膨らみ始めるはずでした。

その後に何度か有料の鑑定のお申し込みを受けながら、その度に危機を乗り越えて行かれます。最初の危機は、彼が離婚者だということから来る、家族内からの反対でした。これはあまり重要なチャートではないので載せません。

ご家族からの反対がチャートに示され、それを乗り越えていけるという表示まで出ていて感激したことを覚えています。ほとんどアドバイスらしいことはしなくても、自然とお二人はこの危機を乗り越えていかれます。かえって相談することで、二人のきずなは強まったように思いました。何回かのご報告でそれがリアルにこちらに伝わってきました。

一番の問題は、彼が一度結婚に失敗しているということを気に病んでいること。それを彼女の力で払拭できるのかどうか? できそうにも無い! そこに最大の壁が横たわっていました。

深い関係になることを私は止めていました。彼女はそれを守ってくれました。彼もその意思を尊重してくれたようです。ここで占星術によるイレクションをしました。彼の心を射止めて変化させるには最強の切り札をいつ使うか。そこまで素直になってくれたクライアントを幸せにしないでおくものかという気負いも出てきてしまいます。そのイレクションチャートを出すのも差し控えます。かなりプライベートなものを含んでいますから。

その後、2004年の春までには彼の中に結婚の意識、同時に不安が芽生えていったようです。その年の初冬には具体的な結婚の話が出始めます。彼の力強さが見えたはずです。彼女はかなりその時点から甘えた子供になっていきます。これは困りものです。でも、彼女は、心の一方で独り立ちを目指している事が伺えるメールをよこしますから大丈夫でしょう。こうなってしまえば、結婚そのものは安心できるものです。

人生は長いのでこれから先もいろいろなことがあるでしょう。結婚という難関は乗り越えたものの、二人で夫婦の味をどう出していかれるのか、これからも楽しみにしています。最近頂いた嬉しいメールを許可を受けて載せておきます。

恋人と無事入籍しました。kuni.さんには本当にお世話になって、感謝しきれないです。結婚を決めてからはあっという間に月日が過ぎていきました。彼は指輪をするのをかなり照れており、会社に行っても出来るだけ皆に見せないようにしているそうです。
本当にありがとうございました。

2006年3月27日

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