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  体 質 ・ 気 質 の 計 算 方 法

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■ ネイタルの気質の計算
ネイタルの中心になっている惑星を基に、気質の計算をしてみる

 

■ 星占い、西洋占星術のネイタル基礎となる、気質計算

伝統的占星術で導き出される気質(体液に基づく)計算は、ハーブを用いる時にも応用できるくらい正確なものです。それだけ基礎がしっかりしています。もっとも、正確な誕生時間を手に入れる必要は残っていますが。少し分かりにくい説明になってしまっていますので、おいおい直そうとは思います。ちゃんとした例題を出しながら書いた方が良いと思います。

中心になる惑星のページで、チャートの中での中心的な惑星がどれになるかは、とても興味が惹かれます。次に気質についてもとても興味ある事柄ではと思います。これは地球にたとえると、そのまま気候ということになります。砂漠地帯があり、ジャングルがあり、大平原があり、海があります。熱い海、冷たい海、針葉樹林の森、広葉樹林の森等など、基本的な気候があって、細部に入っていくと川のそばや山の裾野では、同じ気候帯であっても違った様相を見せます。更に細かくなってくると土壌や作物の種類にまで及ぶことになります。

これを人間の体質に見立てるわけです。温暖な気候→気質にはどんなに暑い日→怒る時があっても、一時的なものです。その人を情熱に駆り立てるにはもっと別の要素が必要です。逆に熱帯地方→気質では冷たくするのは苦手中の苦手となります。人の基本的な気質というのは、それほど重要なものです。怒れといっても怒れない人。怒るなといっても腹を立てる人。ぜったいに単調なことができない人。これを区分けしていき、占星術では基本的なものを四つにしています。

伝統的な占星術の示す気質の計算方法で体質をきちんと表すことができるのは、メソッドが確立されているからです。ですから、誕生時間さえはっきりしていれば安心して用いることができます。

まず、リリーの著したC.Aのネイタルに書かれている気質の判断に対する批判からです。

彼の判断方法は、個別に気質を計算していくという方法ではありませんでした。どちらかというと、大ざっぱに捉える方法です。細かく計算せず傾向を見極めるというか、かなり高度な技です。エキスパート向きと言っていいでしょう。

リリーの方法は主だったデータを収集するというやり方で、アセンダントが例えば Hot & Moist という傾向を持っていても、Cold & Dry という傾向を持つ要素が数の面で上回れば、Cold & Dry に変わってしまうという点があります。

これは平たく言うと、Hot & Moist と書いた入れ物に Cold & Dry を二つ以上入れると、入れ物自身が Cold & Dry という入れ物に変わってしまうということです。ガラスの器が中身によって、陶器の器に変わるようなものです。多くの場合、それで最終的な判断を間違えさせるというわけではなく、かなり曖昧な事が頻発してしまうという懸念が生じることが問題なのです。

個別に計算するのではないにしろそれぞれのポイントにおける気質の転換と言っても過言ではない変化は、ネイタルチャートにおいての判断に重大な影響を与えるものと考えられます。この点がリリーのC.Aにおける気質の判断の弱点です。

ところで、Hot とか Dry とか Moist というのは、体が熱いとか乾いているという事ではありません。善悪でも、大小でもないところに深い意味があると思いますが、現在のところ説明不可能であります。でも、なんとなくすごくピッタリとした言葉だなと思うのは、占星術にかぶれているせいかもしれません。

現在もっとも広く行われている方法は、Hot & Moist の傾向に Cold & Dry 一組と Hot & Moist 一組が加われば、もとに戻って Hot & Moist になるというものです。

でも、ちょっと待って下さい。せっかく Hot とか Moist とか気候に関係した言葉を使っているのですから次のように物理学的に考えられないでしょうか? 

Hot というのを100゜Cのお湯としましょう。
Cold は、0゜Cの水とします。
Moist は、湿度100%で、
Dry は、湿度00%とします。

Hot & Moist 100゜C 湿度100% という瞬間湯沸かし器のような人物を想定します。Hot & Moist という入れ物に Hot & Moist を更に足しても、上限一杯で100゜C 湿度100% でここまでです。

Hot & Moist に、 Cold & Dry と Hot & Moist を合わせると、前の方法では、もとに戻って、Hot & Moist 温度100゜C 湿度100% になります。でも実状は下記のように違っています。

Hot & Moist という入れ物に始め100゜Cの水が1リットル入っています。そこへ、Cold 0゜Cの水を1リットル、さらに Hot な100゜Cの水を1リットル入れます。3リットルの水は何度になるでしょう? 66.6゜Cになります。同じHot & Dry でも%で示すとこんなに違います。前者はたぶん瞬間湯沸かし器のような性格として判断されるでしょう。もう一方は、少し押さえられた熱血漢というタイプになるはずです。

リリーの方法を採るか、それを修正した方法を採るか、いちいちパーセンテージまで計算する方法を自分の方法とするかは、観察と実践による繰り返しによって選んでいかざるをえないと思います。何故なら、ベースになる理論は同じだからです。でも、結果は自ずと違ってきます。やがて淘汰されていって、残る方法が占星学の理論として残っていくのだと思います。


気質(体液で分類する方法)はエンペドクレス、ヒポクラテス、アリストテレスの時代から引っ張られてきている概念です。

この概念そのものが正統かどうかなどを論じてみても、ここではしょうがないのでそのまま使います。でも、日本語に置き換えるとこのままずーっとそうなりそうで気まずいのですが、置き換えておいた方が少しだけ話がしやすくなるので、訳して置換しておきます。誰が訳しても、こんなものかなとは思います。憂鬱質は体液とは言い難いので、占星術の本ではなく、古典医学の本には、黒胆汁質と訳してあるものもあります。

Hot & Dry  Choleric・・・・胆汁(たんじゅう)質 [火]
Cold & Dry  Melancholic・・ 憂鬱(ゆう うつ)質 [地]
Hot & Moist  Sanguine・・・・多血(た け つ)質 [風]
Cold & Moist  Phlegmatic・・・粘液(ねん えき)質 [水]

あれっ? [火][地][風][水]は知っている・・・そうです。何のことはない、知っている事柄のもともとの形に戻しただけです。

そして、気質を観察する場所は、チャートの全ての部分ではありません。どのチャートでも重要であると思われている次の四ヶ所です。

1.アセンダントと、アセンダントのルーラー
2.月
3.太陽
4.ロード・オブ・ジェニチャー

リリーの本の方は、5つになっていますが1.のアセンダントと、アセンダントのルーラーの観察を二つに分けてあるので、5つになっています。ですから、上記の4っつはリリーのものと同じです。

それぞれのサインの方の Hot, Dry, Cold, Moist は、
     Dry   Moist   Dry   Moist   Dry   Moist
 Hot  白羊宮  双児宮  獅子宮  天秤宮  人馬宮  宝瓶宮
 Cold  金牛宮  巨蟹宮  処女宮  天蝎宮  磨羯宮  双魚宮
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
です。

惑星の方は上記のホームページのものと、ずいぶん違います。オリエンタルにある場合、オキシデンタルにある場合で気質の区分をします。下記です。

  土星 オリエンタル   Cold & Dry   ドラゴン・テイルも同じ
     オキシデンタル  Dry
リリーの本には Cold & Moist とあります。けれども、やはり土星そのものの性質、 Cold & Dry が適切だと考えます。
  木星 オリエンタル   Hot & Moist    ドラゴン・ヘッドも同じ
     オキシデンタル  Moist

  火星 オリエンタル   Hot & Dry
     オキシデンタル  Dry

  金星 オリエンタル   Hot & Moist
ここでは金星が Cold & Moist のはずです。でも、体質の計算に限り、これはHot & Moist でいいのです。
     オキシデンタル  Moist

  水星 オリエンタル   Hot
     オキシデンタル  Dry

月はその見せている面によって違ってきます。
  新月から半月まで    Hot & Moist
  その半月から満月まで   Hot & Dry
  満月からの半月まで    Cold & Dry
  半月から新月まで     Cold & Moist

太陽は季節によって、気質を変えます。
  春 白羊宮→金牛宮→双児宮  Hot & Moist
  夏 巨蟹宮→獅子宮→処女宮  Hot & Dry
  秋 天秤宮→天蠍宮→人馬宮  Cold & Dry
  冬 磨羯宮→宝瓶宮→双魚宮  Cold & Moist

太陽と月の移行は同じように考えられています。春に豊かな湿り気と暖かさで動植物の胎動や息吹や発芽が始まり、夏に開花し青春を向かえ、秋に乾気とともに種を付けたり冬眠の準備に入ります。冬は辺り一面雪(湿)で取り囲まれます。

月の推移も、生まれ→成長し→衰え→死を迎えることと、シンクロさせています。

これらを使って気質を計算するわけです。ちっとも難しくありません。

さて、気質です。これも、また厄介です。つまつま計算するしかありません。


1.例えばアセンダント磨羯宮でアセンダントにアスペクトする惑星や、アセンダントに入っている惑星が無かったとしましょう。計算は次のようになります。

アセンダント磨羯宮はサインから Cold & Dry です。そこで表の所に頭文字を一個ずつ入れます。
Cold |C | | | | | | | | |
------------------------------------------
Dry |D | | | | | | | | |

アセンダントのルーラーは土星です。土星の気質はオリエンタルかオキシデンタルかで判断します。土星がオリエンタルだとすると、 Cold & Moist です。これを表に書き込みます。
Cold |C |C | | | | | | | |
------------------------------------------
Dry |D |M | | | | | | | |

土星が入っているサインが双魚宮だとすると、 Cold & Moist です。これも更に表に書き入れます。
Cold |C |C |C | | | | | | |
------------------------------------------
Dry |D |M |M | | | | | | |

アセンダントには条件として惑星が無く、アスペクトする惑星も無いわけですから、他に考慮することは見あたりません。 100% Cold 33% Dry とアセンダントのみからは判断できます。

2.月は月の相から、そして月の居るサイン、アスペクトする惑星、その惑星の入っているサイン、複数の惑星がアスペクトしていれば、その惑星と入っているサインを計算に入れます。

ここでは月が最初の1/4クォーターにあり、土星と火星がアスペクトしていて、その土星が上記のようにオリエンタル、火星もオリエンタルだとどうなるでしょう。入っているサインはそれぞれ、月が人馬宮、土星が双魚宮、火星が処女宮としましょう。最初に月の1/4クォーターです。

Hot |H | | | | | | | | |
------------------------------------------
Mosit|M | | | | | | | | |


次に月は人馬宮に居るので Hot & Dry です。
Hot |H |H | | | | | | | |
------------------------------------------
Mosit|M |D | | | | | | | |


月とアスペクトしている最初の惑星、土星だとしてそれがオリエンタル。これはアセンダントのルーラーに当たります。Cold & Moist
Hot |H |H |C | | | | | | |
------------------------------------------
Mosit|M |D |M | | | | | | |


入っているサインは双魚宮。Cold & Moist
Hot |H |H |C |C | | | | | |
------------------------------------------
Mosit|M |D |M |M | | | | | |


次にアスペクトしている惑星、処女宮に在る火星。Hot & Dry. サインはCold & Dry です。
Hot |H |H |C |C |H |C | | | |
------------------------------------------
Mosit|M |D |M |M |D |D | | | |

以上の観察と計算から Hot 50% Moist 50% という体質が導き出されます。リリーの考察方法では、この中間状態はどっちつかずになりますが、この方法では月そのものの性質が最優先されることになります。

3.太陽とロード・オブ・ジェニチャー がそれぞれ下記のようになったとしましょう。

太陽 秋 → 太陽の入っているサイン蠍、金星オキシデンタル、金星の居るサイン蠍、水星オキシデンタル、水星の居るサイン蠍、土星、土星の入っているサイン双魚宮、火星、火星が入っているサイン乙女、木星オリエンタル、木星のサイン獅子、 すると下記のようになります。
Cold |C |C | |C | |C |C |H |C |H |H |
---------------------------------------------------
Moist|M |M |M |M |D |M |M |D |D |M |D |

ここから Cold 66% Moist 64% という幾分粘液質タイプを想定できます。

4.そしてロード・オブ・ジェニチャーです。ここでは太陽とオリエンタルでアスペクトしている木星であったと仮定します。木星オリエンタル、その入っているサイン獅子、アンティッションの太陽、太陽の居るサイン蠍、アンティッションの金星オキシデンタル、金星の居るサイン蠍、アンティッションの水星オキシデンタル、水星のサイン蠍、これらを考慮していくと
Hot |H |H |C |C | |C | |C |
---------------------------------------
Moist|M |D |M |M |M |M |D |M |

計算すると Hot 33% Moist 75% という結果になります。Hot が33%だから Cold になるわけではありません。計算上で極めて Hot の弱い Hot & Moist ということです。

これら四つを総合して勘案すると、この人の気質は幾分Cold で、かなり Moist な気質であるとなります。

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