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  ロード・オブ・ジェニチャー

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■ 西洋占星術のネイタルで中心になる惑星

ロード・オブ・ジェニチャー I

コンピューターソフトの発達により生年月日時間と経度緯度が分かれば、誰でも即座に出生ホロスコープを手に入れることができます。そのチャートを突然読みだそうとして細部に入って行っては、直ぐにこんがらがるだけで、出口さえ見えなくなります。糸口はアセンダントが〜〜のサインだから… 。ちょっ、ちょっと待って下さい。

占星学の理論におけるネイタルの判断の最初のステップは、特に伝統的な占星学でのステップは、体液のバランスを評価して体質を査定することです。体質は Hot or Cold 、それと Dry or Moist という四つの性質の過少過多・強弱によって査定されます。この体質を査定するためには、チャートの中で中心になっている惑星をまず把握する必要があります。この体質計算こそ、星占いでネイタルを判断する場合の最初のステップですから、一番要になっている惑星の把握は大切です。これを見付けないと体質計算ができません。

我々の行っている占星術上、ある人の行動全体が、多かれ少なかれ最も主要な惑星の性質(状態、色)で映し出されているであろうことは想像に難くありません。占星学が正しいとすれば、気質や体質やその人の態度等は、当該の惑星の特性にかなり刷り込まれていると見るべきでしょう。さらにそのうえ、もし私たちがその惑星と極めて近いくらい強い惑星を見つけたならば、それも又、大いに参考にすべきかと思います。

■ ロード・オブ・ジェニチャー(”チャートのルーラー”とでも訳します)

この中心になる惑星のことを[ロード・オブ・ジェニチャー]と言います。[ロード・オブ・ジェニチャー]の導き出し方は歴史の変遷の中で少し変化してきました。最も影響を受けるであろう惑星ですから、チャートの中で、目立たないはずはありません。
でも、あなたはご自分自身のチャートの中で、一番中心的な役割を司っている惑星をご存知ですか?

様々なオーソリティーやある時代やある地方の占星学者が、気質の計算に関してさまざまな意見を述べています。そのポイントの一つが、この[ロード・オブ・ジェニチャー]という惑星の導き出し方です。

ファーミカスは、月の入っている位置によって判断しようとしました。月は強く肉体全体を示す惑星と考えられていたので、それに入っている魂は月の入っているサインの次のサインのルーラーであろうと考えたのでしょう。少し考えればこれは合理的で無いことが分かるはずです。次のサインのルーラーのディグニティーが低かったらどうするのでしょう? とても、その人全体を統制する任には耐えられないでしょう。

ギリシャ人の考え方は、ファーミカスのものとよく似ています。月と水星の居る場所で、最もエッセンシャル・ディグニティーの高い惑星を[ロード・オブ・ジェニチャー]であるとして採用していました。何故ならば、水星は精神と精神力の支配星あるいは支配者であり、月は体を支配するものであるとしたからです。他の場所の惑星は[ロード・オブ・ジェニチャー]になれないのでしょうか。ものすごく力強くても? 

気質計算の方法こそ間違えていますがリリーの考え方は明快です。そのチャートの中で最もエッセンシャル・デグニティー、アクシデンタル・ディグニティーの高い惑星を[ロード・オブ・ジェニチャー]とするとしています。ただし、リリーは文節の中で、「(それは)断定されるに最も良い。そして、チャートの中でもっともエレベートしていてこそ、ジェニチャーのロードであるとするに適当である。」なんて書いているので、じゃ〜あ、エレベートしていなかったら? 8ハウスに入っていたら? 12ハウスに在ったら? という出てくる疑問に対しては答えてくれていないのが現実です。

ですから今の所私の理解も完全ではないと言えますが、[ロード・オブ・ジェニチャー]はチャートの中で最もディグニティーの高い惑星としておきます。この後理解が進めば躊躇無くアップします。

ディグニティーの計算は少し面倒な手順です。でも、ネイタルを理解しようとすると最初に一番中心になる惑星と、その人の気質を把握しておくことは省くことができないと考えられます。情報に対するリアクションは気質(体質)によって違ってきます。また、人生の様々な面で、気質やリアクションが物事を決定していくでしょうし、他から選ばれる要素でもあります。

[ロード・オブ・ジェニチャー]の導き出し方 気質(体液に基ずくもの)の計算
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