百 文 字 占 断

伝統的な占星術の 実例集 No.818

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■ 『百文字占断』は誕生日のデータを用いずに星占いをした鑑定例の数々。

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■ 噂話は本当なのか

昨年とは異なった意味で、2025年は災害が起きるのではないかと噂されています。No.817の内容では、2024年は例年に比べて雨が多いかもしれないという予測でした。でも、天(金星・MCのロード)がカジミで示されていて夏から秋に掛けての災害はそれほど深刻ではありませんでした。事実、それほど大きな災害は能登以外には無かったと思います。No.817はまるで私が質問をしたかのように書いていますが、受けた質問でした。今回は、私自身のものです。

今年の噂はちょっと異なります。古代からの言い伝えがどうだとか、宇宙からの予言ではこうだとか、集約的に2025年7月に集中しています。本当なんか? 頼まれたわけではなくて、自分でチャートを建てました。噂は真実か?です。

できたチャートは下記です。

2025年3月16日(日曜)JST 15]59pm 137.00E 36.41N ASC ♋25.29

噂は真実か


この類の判断は昔からの教科書に書かれていて、アセンダントのロードと月を観察せよとなっています。*1

そして大抵、アセンダントのロードと月が、共にアングルに入っているならばよく観察することになります。このチャートはアセンダントのロードが月で、その月がアングルですから、よく観察する必要があります。

サエルは、「それがアングルにあって、凶星たちから離れ、フォールとなった星と結合していないならば、その噂は真実である。」と書きます。フォールとなった凶星の火星とアプローチのアスペクトを取っています。この書き方を額面通り受け取ると、フォールとなった惑星と結合しているので、噂は虚位となります。

ですが、今回はこれだけでは済みません。ここまでなら単純に噂は間違っているとなります。

けれども、このチャートでは凶星である火星をアセンダントのロードである月がレシーブしているのです。火星の方がアセンダントのロードである月をレシーブしているならば、確実にその噂は嘘であると言えます。でも、今回は違います。

また、恐るべき噂の場合はベネフィックな惑星とのコンタクトよりも凶星とのコンタクトを恐れなさいと述べます。この場合(つまり恐るべき噂)は、凶星(火星)から解放されていた方が噂は嘘であることになります。解放されていません。

月はアングルにあって凶星に近付き、その凶星をレシーブしていますから、それは真実に近いとなります。加えて火星を5度ルールで見ると(6度離れていますが、この5度は厳密な5度ではありません)、アングルにあると考えてもいいでしょう。また、ホール・サイン・ハウスにすると明らかにアングルです。すると、月はアングルにあり、一般的にはフィクスト・サインにあるべきなのですが、今回の場合は凶星をレシーブしているのでカーディナルでも真実性が高いと見るべきになります。

また、ホラリー占星術にセクトが使われた形跡はありませんが、昼のチャートでの火星は真実凶星になりますから、このチャートは信憑性があります。その土星が火星にレシーブされながらアスペクトを取りますから、この土星が結局火星を諫めてくれることになります。7ハウスのロードです。日本であれば外国頼りです。

 

真実であるとして、いったい何が起きるのでしょうか。火星は5ハウスと10ハウスのルーラーで、火星からは両方が見えます。天と喜び事が災難に出会うと読めます。

カーディナル・サインであることから、地震のように長引く災害ではないでしょう。ではいったい何。

それは分かりません。経験値が高ければ分かるかもしれませんが、それほど経験値はありませんので。

*1 The Astroogy of Sahl & Māshā'allāhOn Qest. 14章より


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